先日6月30日にトランジットの木星が獅子座入りしました。この木星は獅子座27度まで進んだあと、12月13日に逆行を開始し、獅子座17度まで戻って2027年4月12日に巡行へ戻り、7月27日に乙女座入りします。
木星は、約12年かけて12星座を一周する「拡大・発展・幸運」を象徴する天体です。チャンスや成長、学び、希望をもたらし、その時代に社会全体で注目されるテーマや、人々が可能性を広げようとする方向性を示します。ただし、木星は良いものだけでなく、物事を「大きくする」性質も持つため、成功だけでなく、楽観や行き過ぎが強まることもあります。木星がどの星座にあるかを見ることで、その時代の追い風や成長のテーマを読み解くことができます。
過去およそ1年間は蟹座という、家族や仲間との絆、安心できる居場所、思いやりや共感を象徴するサインにいましたが、これから一年は獅子座が木星によってクローズアップされます。
獅子座は、自己表現、創造性、自信、誇り、そして人生を楽しむことを象徴する星座です。自分らしさを堂々と表現し、人前で輝くことや、好きなことに情熱を注ぐ力を与えます。また、リーダーシップや寛大さ、子どもやエンターテインメントとの縁も深い星座です。一方で、承認を求めすぎたり、プライドが高くなったりする面もあります。獅子座は「自分らしく輝くことで周囲も照らす」というエネルギーを持つ星座なのです。
木星は、土星と共に社会天体と呼ばれる惑星ですが、個人というよりは社会全体の流れや時代の空気を表すことからそう呼ばれています。自分の出生図の木星と土星には、生まれた時代の社会的な空気や、その世代ならではの価値観も反映されています。
過去の獅子座木星は社会にどのようなものをもたらしたのでしょうか? 12サインを逆回りに戻して時間をさかのぼって見てみましょう。
獅子座木星 2014年7月~2015年8月
●大阪万博跡地エキスポランドをEXPO CITYがリニューアルオープン
まさに木星獅子座入りした日に着工、獅子座の終わりごろに日本最大級の大型複合施設が開業。
●自撮り棒の流行
誰の目も気にせず、自分たちのタイミングで、納得がいくまで何十枚も手軽に撮影が可能に。
●USJ大人気エリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」開業
本当に魔法をかけることができる『ワンドマジック』など、自分が主人公になれる世界を構築。
獅子座木星 2002年8月~2003年8月
●六本木ヒルズ開業
美術館や映画館、展望台、ショップなどを集約した新しいエンターテインメント空間が誕生
●ファインディング・ニモの大ヒット
海中の光の揺らぎ、水の濁りなどをCGでリアルに表現した新技術を開発
●SMAP「世界に一つだけの花」が200万枚を超える大ヒット
「No.1にならなくてもいい、もともと特別なOnly One」というメッセージが社会現象に。
獅子座木星 1990年8月~1991年9月
●ジュリアナ東京オープン
ダンスで自分を表現する場として一大ブームに。お立ち台が社会現象に。
●スーパーファミコン発売
初代ファミコンから劇的に進化した映像とサウンド。発売日には大行列ができ、子供たちは狂喜乱舞。
●お台場臨海副都心構想が本格始動
商業・エンターテインメント・レジャー・国際交流文化を集約した未来都市
獅子座は火のサインで、社会制度や経済そのものを変えるというより、「人々が何に夢中になるか」「どんな形で自分らしさを表現するか」といった文化や価値観に、その影響が表れやすい星座です。
そして今回は、冥王星が水瓶座、土星と海王星が牡羊座、天王星が双子座という、時代の転換を感じさせる配置の中で迎える獅子座木星です。情報革命やAIの進化によって、一人ひとりが自分の才能を世界へ届ける手段は、これまで以上に広がっていくでしょう。
スポットライトの当たるステージは、誰か特別な人だけのものではありません。
「今やっていることは本当に自分にとって大事なこと?これからどんな自分になりたいの?何を表現したいの?」
獅子座木星は、この一年を通して私たち一人ひとりに、そんな問いを投げかけます。一年後に振り返ったとき、「あの時、勇気を出してよかった」と思えるような選択をしてみてください。獅子座木星は、そんな未来へ私たちをそっと後押ししてくれるでしょう。